箱島神社

Hakoshima Shrine

愛の神様 / God of Love

龍宮城 / Dragon Palace

🅿️民間駐車場 かふりパーキング(MAP)


📘 目 次 Table of Contents

(1) 海上の竜宮(神社紹介)

(2) 御朱印


海上の竜宮

Dragon Palace

海に浮かぶ神社

Shrine on the Sea

海上の龍宮城 Dragon Palace
箱島神社 Shrine along the Beach

龍宮城

福岡県糸島市の風光明媚な箱島(はこしま)に鎮座する箱島神社。江戸時代には竜宮城と称えられた景勝地。地元の方に「箱島さま」と呼ばれ、愛の神様耳の神様として信仰されています。

令和元年に始めた御朱印で有名になり、恋愛のパワースポットとして日本全国および外国から観光客が増えています。

また、外国人観光客にとっては島の雰囲気がジブリの世界のように感じるそうです。

Dragon Palace Castle

Hakoshima Shrine is located in the scenic island of Itoshima City, Fukuoka Prefecture. A scenic spot that was called Ryugu (dragon palace) Castle in the Edo period. It is worshiped as the god of love and the god of ears.

It has become famous for its goshuin stamp, which started in 2019, and is attracting more and more tourists from all over Japan and abroad as a spiritual place for love.

Foreign tourists also say that the island's atmosphere feels like a Ghibli world.

 

*お知らせ:現在、橋はありません。2021年9月に橋が壊れ、2022年3月に橋が撤去されました。撤去までの7ヶ月間は島に入れませんでしたが、それ以降は入れるようになっています。

満潮で歩けない日は一年に数日だけです。しかも満潮になるのは午前中で、午後は干潮になり歩けます

気象庁の潮位データで満潮を確認できます。目安として、満潮200cm(2m)を超えると海水に覆われる可能性があるとお考えください。

*Notice: There is currently no bridge. The bridge was destroyed in September 2021 and removed in March 2022. It was closed to the island for seven months until the removal, but since then it has been reopened.

There are only a few days a year when the high tide makes it impossible to walk, and the high tide occurs in the morning, while the low tide occurs in the afternoon, making it possible to walk.

You can check high tide using the Japan Meteorological Agency's tide level data. As a guide, please note that the island may be covered in seawater when the high tide exceeds 200cm (2m).

 

 

海の鳥居

TORII GATEs in the SEA

箱島神社 Spiritual place
海に浮かぶ神社 Shrine on the Sea

海辺にある鳥居

島の入口にある一つ目の鳥居。

岩の階段と未舗装の道のため、ゴム底の歩きやすい靴をお勧めします。

Torii Gate on the Beach

The first shrine gate at the entrance of the island.

Due to the rocky stairs and dirt roads, easy-to walk shoes with rubber soles are recommended.

 

岩の階段を登り、奥に進むと二の鳥居・三の鳥居があり、島の一番奥に祠があります。

Climb the rock steps and proceed to the back, where you will find the 2nd torii gate and the 3rd torii gate, and the shrine at the far end of the island.

 

 

御祭神・御利益

God, Divine Favor

箱島 Hakoshima Island
神秘的な雰囲気 Mysterious Atmosphere

御祭神と御利益

塞坐三柱大神(さやりますみはしらのおおかみ): 村境や交差点で禍事(悪いもの)の侵入を防地域の守護神

西宮大明神(にしのみやだいみょうじん): 恵比須様として知られ商売繁盛の神様

愛染明王(あいぜんみょうおう): 愛の神様。近世では、恋愛を助け、遊女を守る神としても信仰された。「この愛染明王を信仰すると美貌になる」と信じられていたそうです。

 

また、箱島神社は耳の神様としても信仰され、奉納されている火吹き竹で耳を吹けば耳の病が治癒すると言い伝えられています。(火吹き竹とは、火を起こす時に空気を吹き込む竹筒。昔は台所の竈(かまど)や風呂を焚く時に使用した生活必需品)

 

God and Divine Favor

- Sayarimasu-Mihashira-no-Okami: Guardian deity of the village.  The god prevents invasion by evils.

- Nishinomiya Daimyojin (as known as Ebisu-sama): God of prosperous business.

- Aizen Myouoh: God of LOVE. In the early modern, it was worshiped as a god who helped romance. It was also believed that "believing in Aizen Myouoh will make you become beautiful."

- Power for cure of ear disease: God of ear. Ear disorder will be cured by blowing into the person's ear.

 

 

箱島神社の例祭
1年に1度のお祭り(写真:糸島新聞社)

例祭

毎年4月21日 14時、地元の方々によって、1年に1度の例祭が斎行されます。

Annual Celebration

Regular festival by locals is held every year at 14:00 on April 21st.

 


Goshuin

御朱印  Goshuin

箱島神社の御朱印
「箱島神社」御朱印の紙 Goshuin

御朱印を受けられる場所

箱島神社に社務所は無く、誰もいません。箱島から車で10分の鎮懐石八幡宮でお渡しいたします。

・御朱印帳に手書きせず、紙のお渡しです。(文字は、宮司が書いた字を印刷。御朱印とハンコは手作業)

・1枚500円

▶︎鎮懐石八幡宮への行き方はこちら。

 

御朱印の郵送

▶︎郵送対応はこちら。

 

<Goshuin>

Goshuin is calligraphy and a vermillion stamp on a paper that is given at a shrine or temple.

- 500 yen for one paper.

- We will hand over the paper without handwriting on the goshuin notebook. (The characters are printed by the priest. The red stamp and stamp are handmade.)

<Place where you can receive the goshuin>

This goshuin is provided at Chinkaiseki Shrine. It takes 9 minutes by car (4.6km) from Hakoshima Shrine.

▶︎ACCESS to Chinkaiseki Shrine

 

Access


アクセス  Access

地図  Map

箱島神社:福岡県 糸島市 二丈浜窪 86

社務所は無く、誰もいない無人島です。箱島神社の管理者は地元住民です。

Hakoshima Shrine: 86, Nijo Hamakubo, Itoshima City, Fukuoka Prefecture, JAPAN

There is no shrine office, and it is an uninhabited island.

入口  Entrance

箱島神社の入口
入口は『箱島』の看板 Signboard of Entrance

箱島の入口は「箱島」の看板です。未舗装の細い道を降りていきます。

Entrance is signboard of "箱島" on the road. Go down the dirt narrow path.

 

Car


車 CAR, 駐車場 Parking

🅿︎ かふりパーキング (MAP)

箱島神社まで300m。徒歩4分

民間コインパーキング12台、 1時間 ¥200円(箱島神社の滞在時間は30分〜50分)

前払い制:看板横の機械に料金を入れ、領収書をダッシュボードの上に置く。

Kafuri Parking (paid parking lot)  MAP

Parking lot: 300m to Hakoshima. 4 minutes walk.

For 12 cars, 200 yen for 1 hour. (The time spent at Hakoshima Shrine is 30 minutes to 1 hour.)

Advance payment system: Insert the fee into the machine next to the sign and place the receipt on the dashboard.

 

 

魚料理レストラン

Fish Restaurant

和海(なごみ) 離れ (MAP) 

箱島神社まで10m徒歩10秒

箱島の向かいにある海鮮レストラン

糸島産の魚だけを使った姿作りの刺身と煮付けの魚料理

昼食も夕食も営業 (11:00~21:00)

食事をする人は駐車料金は無料屋外テラス席では、箱島を眺めながら食事をすることができる。

食事をしない人でも、前払い制で300円の駐車料金で車を駐めることができる。(箱島に行く前に、お店に支払う)

公式サイト:料理写真など

Restaurant "Nagomi Hanare"  MAP  

10 meters to Hakoshima Shrine. 10 seconds walk.

A seafood restaurant located opposite Hakoshima Shrine (10 seconds walk).

Whole-cut sashimi and simmered dishes made with fish caught in Itoshima.

Parking is free for diners. You can dine on the outdoor terrace while looking out at Hakoshima Island.

Even if you're not dining, you can park your car for a prepaid parking fee of 300 yen. (Pay at the restaurant before going to Hakoshima.)

 

 

ソフトクリーム&コーヒー

Soft Serve Ice Cream & Coffee

3 Base (MAP) 

箱島神社まで450m徒歩6分

ソフトクリームとコーヒーの店。(白いコンテナショップ。不定期営業)

駐車場だけ利用する人はスマートフォンで支払う。

3 Base  MAP 

Hakoshima Shrine is 450m away. 6 minutes walk.

Soft serve ice cream and coffee shop. (White container shop. Open irregularly)

Those who only use the parking lot can pay by smartphone.

 

 

🅿︎ 加布里(かふり)公園 南駐車場 (MAP) 

箱島神社まで700m、徒歩9分。

車で公園内に入り駐車します。無料

*遠いので、有料駐車場をお勧めします。

Kafuri Park (free)  MAP  

700m to Hakoshima Shrine. 9 minutes walk.

Enter the park by car. Free fee.

*Due to the distance, we recommend a paid parking lot.

Bicycle

レンタル自転車  Rental Bicycle

JR筑前前原駅で下車、北口駅前の糸島市観光協会などで自転車をレンタルして、箱島神社までサイクリングできます。➡︎自転車レンタル方法&サイクリングコース

Get off a train at JR Chikuzen-Maebaru Station. You can rent a bicycle at the Itoshima Tourism Association in front of the station at the north exit. Cycling to Hakoshima Shrine. ➡︎ Rental Cycle Place & Cycling Route

Train

電車  Train

JR加布里駅で下車し徒歩32分

JR一貴山駅で下車すると徒歩25分。(歩道がない。路肩が狭いため危ないと思います)

It takes a 32-minute walk from JR Kafuri Station.

If you get off at JR Ikisan Station, it is a 25 minute walk. (There is no sidewalk. I think it is dangerous because the shoulder is narrow.)

タクシー  Taxi

JR筑前前原駅で下車し、北口でタクシー乗車西日本タクシー(092-322-2233)、昭和タクシー(092-322-2234)、ワーカーズコープタクシー福岡(0120-848-660)

Get off a train at JR Chikuzen-Maebaru Station. Ride on a taxi at a rotary at the north exit.

 


バーチャル旅行  Virtual Trip

バーチャル旅行

Googleストリートビューで箱島を歩いたり、海に囲まれた360度の景色を見渡すことができます。写真をクリックするとストリートビューが起動します。

Virtual Trip at Home

Able to walk in Hakoshima Island, able to look around a 360-degree view of surrounding sea using Google Street View.

 


History

時代とともに変わる箱島

Hakoshima Changes with the Times

(1) 江戸時代1700年代〜1800年代)

龍宮城から帰ってきた浦島太郎

<砂浜から見た箱島>

多聖福寺の住職・仙涯和尚(せんがい おしょう 1750-1837年が度々訪れ、歌を詠み絵にも残している。

「幾千代か 浦島の子の 玉手箱 隠してここに 沖津しら波」

浜窪(はまくぼ)の砂浜から見る箱島は龍宮城のようで、玉手箱をもらって帰ってきた浦島太郎を歌に詠んだ。

 

(2) 大正〜昭和初期(1910年代〜1943年)

料亭が立ち並ぶ遊興地

<箱島>

箱島には『料亭箱島』『千鳥』という数寄屋造りの料亭/茶屋が建てられた。筑紫富士と謳われた可也山を水上より望む名所として遊客には広く知られた遊興地だった。

炭鉱王として名高い伊藤傳右衛門(いとう でんえもん)と妻の柳原白蓮(やなぎはら びゃくれん)も訪れた。

しかし、昭和18(1943)年頃に襲った台風によって茶屋は倒壊してしまい、建物は残っていない。

<対岸の加布里公園>

大正5(1916)年、箱島の対岸の丘を開削し、『此の里亭』『太田屋』といった茶屋が建設された。

<大正13年(1924)、鉄道開通>

糸島の西エリア(当時の二丈町)にある一貴山駅と筑前深江駅が開通。 北九州鉄道は汽車の利用促進のため、各駅ごとの観光地の写真の絵葉書を作成。

一貴山駅は「箱島の料亭」、筑前深江駅は「鎮懐石八幡宮の城壁/石垣」の絵葉書を作成した。汽車が走ることで、箱島の料亭/茶屋に行く人が更に増えたと思われる。

鎮懐石八幡宮の前には、夏の臨時駅「深江海水浴場駅」が作られ、多くの海水浴客が訪れた。

 

(3) 昭和中期(昭和20年代/1940年代〜昭和30年代/1960年代)

加布里公園からライトアップ  

<箱島の景色を、対岸から見る>

昭和20年代〜30年代(1940年代〜1960年代)、箱島は夜間ライトアップされていた。

また、この頃、箱島を見下ろす山に野田別荘があり箱島を眺めることができた。野田別荘の方は伯爵(?)だったため皇族もお越しになり、友人である柳原白蓮(やなぎはら びゃくれん)もよく訪れていた。

<車の発達により、糸島ドライブが人気に>

昭和35年〜昭和40年代(1960年代)は自動車が発達し、糸島の西エリア(二丈地区)の海岸道路にはホテルやレストランが建てられた。国道202号線を海岸ドライブする車も多かった。

夏の海に訪れる海水浴客や観光客が多く、海の家や旅館は大繁盛していた。

 

昭和後期〜平成(1970年代〜2018年)

忘れ去られた時代(都会への憧れ)

昭和中期〜平成(1970年代〜2018年)は生活者の志向が大きく変わり、「都会への憧れ」が加速した。(昭和の歌謡曲で「大都会東京」への憧れが歌われた時代。チューリップ、クリスタルキング『大都会』、田原俊彦の『原宿キッス』など。原宿は地方からの観光客が多かった。)

このパラダイムシフトによって、休日は田舎に行くのではなく、都会に行くようになった。夏は、田舎の海水浴場に行っていたものが、都市のアトラクションプールに行くように変わってしまい、海の家, 旅館の廃業が急増した。

加布里公園の『ホテル此の里』も廃業し、路線バスも廃止され、箱島や糸島は忘れ去られた場所になってしまった。

 

(4) 令和元年以降(2019年〜)

再び、人気観光地に(自然に回帰)

平成後期のインスタ時代(2014年以降)になると、「都会から自然へ」「他の人が行っていない場所」で「写真映え」する場所で写真撮影と大きく変わった。このパラダイムシフトによって、糸島ブームが起こり観光客が増えてきた。

しかし、糸島ブームで北エリア(志摩エリア)が大人気になる中にあって、箱島は忘れ去られたままの存在だった。

その状況下で、令和元年にカラフル御朱印を始めたことで有名になり、全国および外国から観光客が訪れる人気観光スポットになっている。

Restaurant

100年前、料亭/茶屋が立ち並ぶ箱島

Restaurants on The Island A Century Ago

料亭が立ち並ぶ箱島

箱島の絵葉書(鎮懐石八幡宮 所蔵)
絵葉書「水郷箱島 千鳥の夕照」(鎮懐石八幡宮 所蔵)

料亭

約100年前の大正5年(1916年)から昭和18年(1943年)にかけての27年間、箱島は料亭・茶屋が立ち並ぶ有名な遊興地でした。

写真の絵葉書には「水郷 箱島千鳥の夕照」と書かれています。千鳥とは料亭の名前です。

Fancy Japanese-style Restaurants

A century ago (27 years from 1916 to 1943), Hakoshima Island was a famous beauty spot where fancy Japanese-style restaurants stood at the small island.

 

 

唐津街道歴史研究所より許諾を得て引用

(以下の写真等を使用される場合は、サイト運営者『綿屋文庫』にメッセージを送り、許諾の確認をされてください。)

名勝 箱島

糸島市の二丈浜窪と加布里の境に「箱島」という小さな島がある。加布里湾に突き出したこの島は、昔か糸島の風光明媚な景勝地として有名であった。

 

江戸時代には、多聖福寺の住職仙涯和尚(せんがい おしょう:江戸時代後期の臨済宗禅僧で画家、1750-1837年)も度々訪れ「幾千代か 浦島の子の 玉手箱 隠してここに 沖津しら波」という歌を詠み絵にも残している。

 

大正5(1916)年、加布里港の南側の丘を開削し、姫越公園(現在の加布里公園の西側海岸)と名付けて此の里亭や太田屋といった茶屋を設け、箱島にも「料亭箱島」という数寄屋造りの料亭が立ち並び、筑紫富士と謳われた可也山を水上より望む名所として大正から昭和初期にかけて、この一帯は遊客には広く知られた遊興地であった。

 

炭鉱王として名高い伊藤傳右衛門(いとう でんえもん)も妻の柳原白蓮(やなぎはら びゃくれん)と共に訪れたと云われ、白蓮は伊藤家から出奔した大正10(1921)年に、傳右衛門への離縁状を朝日新聞に掲載したが、傳右衛門はそれに対しての反駁文を大坂毎日新聞に掲載した。その中に「早良郡の箱島に遊びに行ったとき、その箱島が気に入ったからあの島を買ってくれと頼まれた時には全く二の句が告げなかった」とある。しかし、その箱島の茶屋も昭和18(1943)年頃に襲った台風によって倒壊してしまい、現在、当時の建物等は残っていない。

 

「北に筑紫富士を望み四周の連峰静かに影を投じ、一大湖水の観があって風光明媚。殊に夏月の納涼に至りては興味言外に在り」とも云われた箱島は、現在観光ブームの糸島にありながらその影を潜めている。

 

2008年6月24日 唐津街道歴史研究所

 

 

箱島の衛星写真
岩場は生簀の跡(衛星写真:Google)

生簀(いけす)

波止場/防波堤のような岩場は料亭の生簀の名残です。

The wharf/breakwater-like rocky area is a remnant of the restaurant's fish tank.

 

Villa

野田別荘

Noda Villa

野田別荘のライトアップ

昭和20年~30年代頃(1940年代〜1960年頃)箱島を見下ろす山に『野田別荘』と呼ばれる建物がありました。2階からは箱島が一望できる素晴らしい景観だったそうです。

夜は、野田別荘から箱島に向けてライトアップされていました。

 

冬12月には沢山の子供たちがクリスマスパーティーに招待され、現在70代80代の方々には素敵な思い出が残っています。地元の浜窪だけでなく、深江や福吉の子供たちもお呼ばれして、行くとお菓子をもらえました。「ほんとに楽しみだった」と口々にお話しされます。 

野田別荘の方は浜窪で保育園を経営されていました。現在は浜窪公民館になっていますが、館内には当時の保育園の写真が飾ってあります。

 

野田別荘にお住まいの方は伯爵(?)だったため皇族の方々もお越しになられ、奥様の友人である柳原白蓮(やなぎわら びゃくれん)もよく訪れていたそうです。

  

Light Up from Noda Villa

Around the 1940s and 1960s, there was a building called "Noda Bessou" on a mountain overlooking Hakojima. Apparently, there was a wonderful view of Hakojima from the second floor.

At night, the view towards Hakojima was lit up from Noda Bessou.

 

Until around the 1950s, there was a building called "Noda Villa'' on the mountain overlooking Hakoshima Island. Apparently there was a wonderful view of Hakoshima Island from the second floor.

 

Many children were invited to Christmas parties in December, and many children, now in their 70s and 80s, still have wonderful memories. Children from not only the local Hamakubo area but also from Fukae and Fukuyoshi were invited, and when they went they were given sweets. "I was really looking forward to it,'' he said.

 

The person from Noda Villa ran a nursery school in Hamakubo. It is now the Hamakubo Community Center, and photos of the nursery school from that time are displayed inside.


Kamuri

冠石(かむりいし)

冠(かむり) → 加布里(かふり)

冠石
冠石(かむりいし)

吉備真備が冠を置いた石

箱島神社に行く途中、お地蔵様が乗った石があります。この石は『冠石(かむりいし)』と呼ばれ、奈良時代・天平勝宝(749~757年)の吉備真備にまつわる故事から生まれたものです。

 

吉備真備(きびのまきび)

吉備真備(695年生まれ)は備中(岡山県)出身の公卿。菅原道真と並ぶ奈良時代の大学者、政治家。 遣唐留学生、遣唐副使として二度にわたり入唐し、その知識を政治文化に反映させた。

・霊亀2年(716年 21歳)第9次遣唐使の留学生となり、翌養老元年(717年)に唐に入国。天平7年(735年)10月に40歳で帰国。

唐で18年間学び、「日本の留学生で唐で名をなした者は吉備真備と阿倍仲麻呂の二人のみである」とまで称された。

・天平勝宝2年(750年 55歳)地方官である筑前守次いで肥前守に左遷された。

・天平勝宝4年(752年 57歳)遣唐副使として唐に渡り、翌年753年に帰国。

・天平勝宝6年(754年 59歳)再び九州地方に下向する。11年間に渡り筑前国に滞在。天平勝宝8歳(756年 61歳)新羅に対する防衛のため筑前国に怡土城(高祖城)を築いた。

・天平宝字8年(764年)正月に70歳となった真備は、造東大寺長官に任ぜられ帰京。

80年の人生の中で、福岡に約14年間に渡り滞在(途中、遣唐使としての期間あり)

  

『冠石』(かむりいし)の故事

吉備真備が福岡にいた時、または遣唐使として唐に渡る時、箱島の近くを通った時に石の上に冠を置いたという伝承が残っています。

この伝承から、冠(かむり)石は、「冠(かむり)」(現, かふり)の地名由来になった。

 

「かむり」という地名

明治の初め、加布里を「かむり」と言い、「かふり」とは言いませんでした。

昔々、天平勝宝のころ、大宰大弐であった吉備真備が領内巡視の途中、姫越海岸(現 加布里公園から箱島の海岸)休息したそうです。

そのときに、そばにあった岩の上に冠を置いたことから、この付近の地域を「かんむり」・・「かむり」と呼ぶようになったと伝えられています。

明治七年に、加布里に開校された小学校は「冠小学校」でした。

(出典:糸島市立 加布里コミュニティセンター)

 


Geography

地形が生み出す景勝地

Beauty Spot Created by Geography

箱島神社
箱島神社 Hakoshima Shrine
箱島神社の地形
3D空中写真 Google 3D Aerial View

(1) 海に包まれる感覚

箱島は直角に曲がる道の先に島があるため、三面が海に面しています。地形的に、海に包まれる感覚を体験できます。

また、地図を縮小(ズームアウト)すると糸島半島の大きな入江のように見えるため、海というより「湖」のように感じることもできます。かつて「一大湖水の観があって風光明媚」と言われたのは、この地形のためです。

(2) 歩いて渡れる島

糸島には海岸沿いに風光明媚な島や岩が4ヶ所(二丈浜窪の箱島、二丈吉井の羽島、二見ヶ浦の夫婦岩、野北海岸の岩)あります。

このうち、島に橋を歩いて渡れるのは箱島だけです。箱島は陸地から近く、橋を掛けることができました。

橋を歩いて渡っていくと、神聖な雰囲気が強くなります。 

(3) 巨石による竜宮城の雰囲気

大きな石/岩でできた島は神聖な雰囲気があります。糸島の山々にも巨大な石があり、神社を建てて崇敬してきました。城山(123m)にある浜窪の高嶽神社、田中の八幡八幡宮、一貴山の大田神社など。二丈岳(711m)や立石山(210m)等の頂上は巨大な石です。

(4) 海に沈む夕日

箱島は年間を通して夕日を見ることができます。海に沈む夕日を見ることができる場所は景勝地としての魅力が増します。

(5) 薄明光線/天使の梯子

冬(12〜2月)、箱島の西側の海に薄明光線(天使の梯子, 天使の階段)が現れます。太陽・海・箱島の三つが絶妙な位置関係にあるため、神々しい光景を生み出します。曇りの夕方に現れます。

 

(1) Feeling like Surrounded by the Sea

As Hakoshima Island is located at the tip of the cape where the road turns at a right angle, Hakoshima Island faces the sea on three sides. Topographically, able to feel like surrounded by the sea.

When you zoom out the map at the bottom of the page, you can see just like a big bay of Itoshima Peninsula. So you also may feel like "lake" not the sea by the geography.

(2) Accessible by Foot

There are 4 beautiful places (Hakoshima in Nijo-Hamakubo, Hashima in Nijo-Yoshii, Futamigaura, Nogita) of islands and rocks in Itoshima. Among them, only Hakoshima is accessible by foot. Hakoshima is close to land, so it was possible to build the bridge.

As walk on the bridge, feel increasingly a sacred atmosphere.

(3) Castle-like Island by Huge Stones

The island was made by huge stones, there is a sacred atmosphere. This region has many gigantic stones not only near the sea but also in mountains. People have built shrines in front of the stones, and they have worshipped. Gigantic stones are at the top of mountains such as Nijodake (711m), Hiyama (210m).

(4) Sunset over the Sea

Able to see the sunset through a year. Place which is able to watch the sunset over the sea makes the island fascinating as beauty spot.

(5) God Rays

In winter (from December to February), god rays appear on the west side of the island. Because the perfectly relative position of the sun, sea, and Hakoshima Island make the divine scenery. The divine lights appear in afternoon - evening on cloudy day. 

 


Penalty

路上駐車は反則金を取られます

国道202号線の駐車禁止標識
駐車禁止の標識 No Parking road sign

路上駐車禁止 (違反金15,000円)

国道202号線は路上駐車禁止で警察が取り締まり中です。道路の両側に駐車禁止の標識があり、反則金1万5千円を取られます。

なにより交通事故の危険性があります。

また、ゴールド免許の場合、2点減点されブルー免許になってしまいます。

NO PARKING on the STREET

No Parking at the parking prohibition road sign areas on the both road shoulders near Hakoshima Shrine. As police patrols here, you must pay penalty fine (15,000 yen) for illegal parking. Above all, there is a risk of a traffic accident.

 

【道路交通法

どこからどこまでという範囲指定の補助標識がない「駐車禁止」標識の効力は、その区間もしくは区域全体に及びます。

箱島の「駐車禁止」標識には補助標識がないため、箱島の周辺一帯が駐車禁止です。 

 

以下全てのケースが駐車違反となり反則金を取られます。

・路肩の広い所に、車が白線から道路にはみ出さないように駐めた。

・車に人を乗せたまま駐車した。

・エンジンを掛けたまま駐車した。

・ハザードランプを点けたまま駐車した。

・短時間だけ駐めた。

 

・・・これらは全てアウトです。車に人が乗っているか否か、エンジンを掛けているか否か、ハザードランプを点けているか否か、停止時間の長短は、全て関係ありません。

「駐車禁止の場所に駐車している」ことが駐車違反にあり、違反金を取られます。

 

違反金1万5千円も取られるのはバカバカしいので有料駐車場に停めましょう。

It's ridiculous to be charged a 15,000 yen fine, so park in a paid parking lot.

 


 

<著作権

画像の著作権は『鎮懐石八幡宮』に帰属。

当サイトの写真は、鎮懐石八幡宮の宮司スマートフォンで撮影したものです。 

なお『唐津街道歴史研究所』の写真と文章は当該サイト運営者に利用許諾を得ています。

<Copyright>

The copyright of the images belongs to "Chinkaiseki Hachimangu Shrine".

The photos on this website were taken with a smartphone by the priest of Chinkaiseki Hachimangu Shrine.